etcパーソナルカード
「ETCシステム」を利用するためには、「車載器」のほかに「ETCカード」が必要ですが、クレジットカードに付帯発行する形が知られています。
ただし、クレジットカードを作りたくない人や、過去の金融事故歴により作れない人もいて、その結果、ETCカードが発行できないことにもつながります。
ETCカードには、親カードであるクレジットカードとの「一体型」と「分離型」とがありますが、いずれにしても、ETCカードのみの単独発行はできないことになっています。
そんななか、注目されているのが「etcパーソナルカード」の存在です。
こちらは、高速道路6会社共同発行によるもので、クレジット機能を備えていないことなどから、所定の審査なしで発行することが可能です。
ただし、保証金の預託や年会費が必要になるなど、多少、不利な点はありますが、「etcパーソナルカード」の解約時に所定の手続きをすることで、保証金のほうは戻ってきます。
ちなみに、保証金は高速道路の利用実績などから計算されるほか、利用金額(未払い分)が80%を超える場合は「etcパーソナルカード」が利用できないという不便さもあります。
なお、「etcパーソナルカード」は、高速道路の通行料金をポイントとして有効活用できる「ETCマイレージサービス」の登録に使うこともできます。